詩【君】
私の心に足りていないもの。それは愛情。
愛情が食べ物から摂取できたらいいのにと思う。
そしてみんな平等に愛情が欠乏して、愛情を摂取する必要に駆られるっていう義務が必要だと思うんだよ、そう思うんだ私は。
平等って何だろう。平和の平均かな。
あぁ・さみしい
と言えば君は駆けつけてくださいますか?
抱きしめてください
と言えば君は戸惑いながら抱きしめてくれますか?
そうしてくれたなら、私の心は少しだけ、オブラートくらいの薄さだけど、緩衝材に包まれて、守られるんだよ。何重にも包まれて、カッチカチになったら、ああ嬉しいとは思うけど、もうそのころには心は脱出不可能で君からの愛に監禁されてしまうのでしょうね。
そうなったら丸ごと燃やしてしまうのが良いでしょう。
もう私の心は限界で、限界って何だろうって思うんだけど、こうやってなにに対しても疑問を持っちゃうのもきっと病で、くるしい。心が限界を迎えた時、人は自ら死ぬわけだけど、心は身体が助けてくれなかったことにフンドしていて、身体はそんな心にヘキエキしている。心が身体にロープを握らせるのって、なんか嫌がらせみたい。
イルミネーションを見ながら、孤独を感じていた時、君が隣にいてくれたらって思うんだけど、君ってだれ
孤独のなにが悪いんだって、見栄を三重くらいはってしまうけれど、寂しいんだもん、そりゃあ悪いよなぁ。
私のこの気持ちって、残らないから、価値がないから、言葉に気持ちを織り交ぜるのはもうやめて、なんの気持ちも含まない、透明な言葉だけを君に捧げましょう。
君ってだれ
うた華